第四の男

ちょっと前に懐かしのアニメソングをご紹介しましたが、一般的には
“アニソンの御三家”といえば、水木一郎、ささきいさお、子門真人の
お三人さんを指すのでしょうか、子門さんはとっくに引退されましたが、
水木、ささき両氏はいまだ健在、多方面で活躍されています。

哀愁のアニメソング <1>
哀愁のアニメソング <2>

そんなアニソンの世界で、私にとって忘れられない存在が一人います。
その人の名は、ヒデ夕樹(ヒデ夕木)といいます。ご存知でしょうか?
もう亡くなられて随分経ってしまいましたが、私が訃報に接したのは
割と最近のことで、人知れずひっそり旅立たれた印象があります。

日立グループのテレビCM「この木なんの木〜」の歌い出しで有名な
『日立の樹』を唄っていたといえば、おわかりになるでしょうか・・・。

1973〜2005年までヒデ夕樹バージョン


子門さんが大ヒット曲「およげ!たいやきくん」のギャラを歩合では
なく買取(5万円)にして儲け損なったというエピソードは有名ですが、
ヒデさんも『日立の樹』が32年間CM放映されたにもかかわらず、
受け取ったギャラはレコーディング時の2万円1回きりだったそうです。

最初にヒデさんの存在を知ったのは、アニメ『あしたのジョー』の
「力石徹のテーマ」を耳にしたときでした。
当時、私はこのアニメが大好きで、なかでもジョーのライバルである
力石徹が登場する時にかかった「力石徹のテーマ」のインパクトの
大きかったことは、昨日のことのように覚えています。

今聴いても体がゾクっとします


その他アニメでは『海のトリトン』の「Go!Go!トリトン」、
特撮ヒーロー物では『人造人間キカイダー』の「ゴーゴー・キカイダー」
「戦え!!人造人間キカイダー」など、私が子どもの頃はよくお世話に
なったものでした。

『海のトリトン』よく観ていました


優しく強いギターのジロー


彼が唄うヒーローは皆孤独でどこか陰があって、ソウルフルな歌声と
とてもマッチしていましたっけ。
遺された音源はそう多くはありませんが、個人的にはもっともっと
評価されてもいいのではないかと思います。

哀愁のアニメソング <2>

その他に私が子どもの頃の悲しく切ないアニメソングといえば、
「今日もどこかでデビルマン」が思い出されます。

♪誰も知らない 知られちゃいけない デビルマンが誰なのか
何も言えない 話しちゃいけない デビルマンが誰なのか♪

孤高のヒーロー、デビルマン


前回のタイガーマスク同様、デビルマンもその正体をひたすら隠し、
ひとり孤独に悪と戦っていく姿は胸を打ちます。
そして、奇しくも両者とも裏切り者の宿命を背負ってしまいます。
タイガーは悪役レスラーの養成機関「虎の穴」を裏切りましたし、
人類滅亡をもくろむデーモン族を裏切り、人間界を守るために
デビルマン(不動明)は戦い続けます。
そもそもそう考えることとなったのは、牧村美樹への恋心からで、
その壮大な使命感も動機は不純でしたね。(苦笑)
ですからアニメ版では、デーモン族から人類を守るというよりは
牧村美樹とその関係者に限定されていました。(さらに苦笑)

デビルマンも漫画版とアニメ版は“似て非なるもの”、まったくと
言っていいほど違っており、漫画版にある牧村一家が惨殺される
凄惨なラストシーンは少年期の私に多大な衝撃を与えました。
余談になりますが、知人に騙され、実写版デビルマンを映画館で
観たことがありますが、とてつもなく酷い作品でした・・・。(涙)

悲しくはないとはいえ、宇宙戦艦ヤマトの「真っ赤なスカーフ」や
当時、夢中で観ていたガンバの冒険の「冒険者たちのバラード」、
ルパン三世のエンディングテーマなども忘れられません・・・。
最近のアニソンはほとんど知りませんが、これら時代を超越した
名曲たちは後世に語り継いでいってもらいたいと思います。

ささきいさおの声が渋すぎる「真っ赤なスカーフ」


ボスキャラ「ノロイ」がとっても怖かったなぁ


今聞いても超カッコいいルパン三世EDテーマ

哀愁のアニメソング <1>

年末から続く一連の“伊達直人現象”で、話題をさらったタイガーマスク。
私が幼少期に大きな影響を受けた漫画でありアニメでもあります。

悪役レスラー専門の養成機関「虎の穴」を裏切り、「ちびっこハウス」と
いう名の孤児院にファイトマネーを寄付する伊達直人。
「虎の穴」が次から次へと送り込む刺客と戦い続けるタイガーマスクの
活躍に心躍らせ、テレビの前で応援したものでした。

漫画とアニメではエンディングが違っていることはよく知られています。
漫画では車にはねられそうな子どもを助けて自分が死んでしまいますが、
死の間際、持っていた虎のマスクを川へ投げ捨てたため、伊達直人が
タイガーマスクであることを知られずに終わります。

一方アニメは「虎の穴」のボス、タイガー・ザ・グレートに正体を暴かれ、
それまで封印していた虎の穴仕込みの反則攻撃を連発!!
タイガー・ザ・グレートの息の根を止めますが、そんな自分を恥じて
ひっそりと飛行機で国外へ脱出するというエンディングでした。

エンディングといえば、アニメのラストにかかる「みなし児のバラード」
の物悲しい調べがとても印象的でした・・・。

♪温かい人の情けも 胸を打つ熱い涙も 知らないで育った僕はみなし児さ
強ければそれでいいんだ 力さえあればいいんだ ひねくれて星を睨んだ僕なのさ
あぁだけどそんな僕でも あの子らは慕ってくれる それだからみんなの幸せ祈るのさ♪

♪吹く風が冷たい時も 降る雨が激しい時も 目を上げて明日に希望をかけたのさ 
あぁだからきっといつかは あの子らも解ってくれる みなし児の正しく生きる厳しさを
みなし児の正しく生きる厳しさを♪

森本英世(新田洋)が唄う「みなし児のバラード」


切ないエンディングソングですね・・・その他に悲しいアニメソングといえば。

早く人間になりたい <2>

妖怪人間ベムかぁ・・・。 子供心に怖くて面白かったなぁ・・・。
初めてテレビ放映されたのが1968年10月7日だったそうで、
当時まもなく満6歳を迎えようとしていたちびっ子ルチラーは
リアルタイムで見たのか、再放送で見たのか、はっきり覚えて
いませんが、毎回流れるオープニングの映像とナレーションが
おどろおどろしかったことは鮮明に記憶しています。

「それはいつ生まれたのか誰も知らない。 暗い音のない世界で
ひとつの細胞が分かれて増えていき、3つの生き物が生まれた。
彼らはもちろん人間ではない。 また動物でもない。
だが、その醜い体の中には正義の血が隠されているのだ。
その生き物・・・それは人間になれなかった妖怪人間である。」

ジャジーなオープニングテーマと切ないエンディングテーマ


オープニングの誕生の経緯から親子的な血の繋がりはないと
思われますが、家族の固い絆で結ばれたベム、ベラ、ベロ。
ベムは寡黙で冷静沈着、いつもベラやベロのピンチを救い、
頑張っても報われないと愚痴をこぼす2人を優しく諭します。
「ベラのムチは痛いよ〜。」 悪人相手にサディスティックに喚く
ベラは怖い存在でしたが、ベロには特別優しかったようです。
真っ赤な全身タイツ姿で、3本指の手を振りながら、
「オイラ、怪しいもんじゃないよ。」 と叫ぶベロは、どっからどう
見たって怪しいんですけども・・・。

正義のために戦えば、いつかきっと人間になれると信じて、
懸命に努力するけれど、決して報われることのなかった3人。
今思えば「人生いくら努力しても無駄」と子供の教育上あまり
よろしくない設定だったような気がしないでもないですが・・・。

そして最終回、とうとう3人は人間になることをあきらめて、
自ら炎の中に身を委ねるという結末を迎えてしまいます。
日本アニメ史上、こんなにも悲惨で救いのないエンディングが
過去にあったでしょうか・・・。
間違いなく、ちびっ子ルチラーは涙を流していたと思います。
こんな不遇なアニメキャラは、もう二度と現れないのでしょうね。

<追伸>まったくの余談ですが、七つ集めると神龍(シェンロン)
が現れ、どんな願い事でも叶えてくれるというドラゴンボールは
地上最強のパワーストーンと呼んでもいいものでしょうか?

早く人間になりたい <1>

昨年のデータなのですが、今、手元にアニメなどのキャラクター
男女別世代別人気ランキングがあります。
総合1位はいったいどんなキャラクターだと思われますか。

はい、そうです。 ご想像通り(・・・でしょうか!?)、それは
ミッキーマウスだったんですね。
2位はトトロで、3位はドラえもん、4位、5位はともに
ディズニーから、ミニーマウス、くまのプーさんと続きます。

こう見るとやはり、女性に圧倒的人気のディズニー関連の
キャラクターたちが強いことがわかりますね。
20代女性のトップ10内にディズニーキャラクターは7つ、
10代に至っては、なんと9つがトップ10入りと圧勝です。

男性はどうかというと、10代20代の1位はドラゴンボールの
孫悟空で、30代はガンダム、そしてそして私も含まれる
40代の人気キャラ1位はルパンV世の峰不二子でした。
実際40代はまさにオヤジ世代なのですが、オヤジ嗜好丸出し
なところが少々恥ずかしいものがあります・・・。

その他にも2位にあしたのジョーの矢吹丈、3位はルパンV世
から次元大介、6位ブラックジャック、7位アトムと、さすがに
年代を感じさせるキャラクターたちがズラリと並びました。

このランキングはあらかじめ決められている内外主要アニメの
主人公など143種類のキャラクターの中から選ぶというもの
ですが、そういうことはまったくお構いなしに私が最も好きな
キャラをひとつあげるとすれば、それは妖怪人間ベムです・・・。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。