ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック

先日、大学時代から付き合いのある友人から電話がありました。
おおよその用件が推察されたので、出るのを躊躇ったのですが、
何度も掛かってきそうだったので、渋々受話器を取ると・・・。

「悪いけど、月末に必ず返すから、10万円貸してくれへん?」
「すぐにいるのん? 今、10万も持ってないし・・・。」
「支払いがピンチやねん。じゃあ、5万でもええわ。」
「しゃあないなぁ。3万やったらなんとか貸せるけど。」
「ありがとう。どこに居てるん。すぐそっちに行くわな。」

まぁ、だいたい期日には返してくれるのですが、「またかよ。」
って感じなんですよね・・・。
悪い人間ではありませんが、度重なるとうんざりします。

こういう言い回しを、“ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック”といい、
交渉事に使われるテクニックのひとつとして有名ですが、
わかっていても、ついつい乗せられてしまうんですよね。

exBuzzwords用語解説によると、“ドア・イン・ザ・フェイス・
テクニック”とは、説得技法の一つとされる手法で、最初は
希望することより難しい要求を行い、後で比較的容易な要求を
行うことによって、希望する要求を達成する手法のことです。

例えば、恋心を抱いているけれど、たいして親しくもない女性に、
「ねえ、よかったら明日僕と一緒にドライブでも行かない?」
と声を掛けても、よっぽどのイケメンでもない限り、なかなか
OKの返事はもらえませんよね。
しかし、ここで断られるのを前提に考えていれば、すかさず、
「じゃあ、お茶だけでもどう?」と切り返すことができます。

すると、女性にはドライブの誘いを断ったといううしろめたさが
残っているので、「お茶くらいなら付き合ってあげようか。」
という心理が働きます。
ちょっとした借りができると、そのままでは気持ちが悪いため、
お返しをしなくてはならないと考える傾向があるのです。
この心理のことを“返報性の原理”といって、こちらも広く
知られた言葉ですね。

“ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック”に“返報性の原理”。
私の友人ではありませんが、これらの手法を上手く利用して、
世渡りする人たちが大勢いますが、詐欺師が使う常套手段
でもありますので、くれぐれも騙されないようにご注意を・・・。

シュリンプ長者 <2>

私は仕事柄、色々な投資案件を扱っていますが、今回のエビも
ある意味、投資の対象としてお話を聞きに来たのでした。
国内のシュリンプ市場は、おおよそ彼らが牛耳っているらしく、
海外市場、特にアジア市場制圧も視野に入れているようでした。

創業して1年、最初はシュリンプの飼育など、右も左もわからず、
失敗の連続だったと笑います。
それこそ1年間、寝る間も惜しんで、死に物狂いで働いた結果が
実を結んだのでしょうね。

そんなシュリンプですが、種類も豊富で、値段はピンキリでした。
エビといっても、全長が1センチ程度、大きくなってもせいぜい
2センチ位のサイズにもかかわらず、なかには数万円の値が付く
種類もいます。

それでも、現在は相場が下がって落ち着いているそうですが、
信じられないことに、一時期、十万から数十万円していたものも
存在していたということです。
この手の種類がバンバン孵化すると、笑いが止まりませんね。

どうして、このような地味な生物が高値で取引されているのか、
私みたいなごく一般人には理解しがたいものがありますが、
この日も偶然、地方から熱帯魚屋さんが買付けに来られていて、
1匹12,000円のエビを100匹買って帰られました。
すごい世界があったもんです・・・。

そんな事情を知った私は、よっぽど稼いでいるのかとかんぐり、
ストレートに、「儲かっていますか?」と尋ねてみたところ、
「まだまだこれからですよ。」と謙遜するものの、憶測でものを
言うのは危険ですが、莫大な利益をあげているようでした。

エビのおかげでその人生が大きく変わってしまった彼ら三人。
いまどきの若者らしい口調ですが、成金的な発言は一切なく、
どこまでも謙虚で、非常に好感が持てました。
これからも何か彼らに係わっていけたらいいかなと思いました。

『フォレスト・ガンプ/一期一会』
劇中のセリフにも登場したこの映画のキャッチコピー・・・。
「人生はチョコレートの箱、開けてみるまでわからない。」
・・・こんなことがあるから、“人生”っておもしろいんですよねぇ。

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シュリンプ2.jpg
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シュリンプ長者 <1>

私の大好きな映画に、『フォレスト・ガンプ/一期一会』があります。
超有名な作品なので、ご覧になった方もさぞ多いことと思います。
知能障害はあるが純粋な心を持つ青年が自身の努力と周りの協力
を得て、次々と成功を収めていく半生を描いたヒューマンドラマです。

劇中、大学卒業後軍隊に入隊したフォレストがババという黒人と
出会い、親友となるのですが、ババがフォレストにこう言いました。
「アメリカに帰ったら、俺と一緒にエビ漁をやらないかい?」
「いいよ。」とフォレストが頷きます。
しかし、その願いも叶わないまま、ババは戦場で死んでしまいます。

除隊後、ババとの約束を果たすため『ババ・ガンプ・シュリンプ』を
設立した彼は、幸運も手伝ってエビ漁で大成功を収めるんですね。
なぜこういうお話をしたかというと、昨日、エビ(シュリンプ)で
フォレストのごとく大成功し、人生が大きく変わった3人の若者に
お会いすることができたからなのです。

同じエビといっても、フォレストは食用のエビですが、彼らの扱う
エビは観賞用のエビという決定的な違いがあります。
私はこういうマニアックな世界はまったく知らなかったのですが、
結構な需要があるらしく、市場として成り立っているそうです。
そんな彼らが瞳をキラキラさせながら、色々語ってくれたのでした。

シュリンプ水槽.jpg
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121FUNDの終焉

FXのシステムトレードで月利3〜4%を謳い、2007年頃から
出資を募ってきた121FUNDが、どうやら破綻したようです。
数日前、会員に向けて謝罪文と共に一通のメールが送られました。

その内容を要約すると、顧客の預かり資産を2009年3月以降、
数回にわたり事業に流用したが運用に失敗し、2010年2月に
銀行口座が凍結され、同時に顧客から大量の出金依頼が掛かり、
資金が枯渇し、破綻したということです。

今後の再建計画を担当弁護士と協議し、速やかに解決を図って、
年内に一部返済する予定であるという旨の文言がありましたが、
資金の全額、あるいは一部返還は残念ながら極めて困難な状況
であると言わざるを得ません。

私にも121FUNDの2次代理店をしていた知人がいます。
以前香港で会った時に、彼からざっと5千万ほど集めて121で
運用していると聞いていましたが、この度の対応に苦慮している
のでしょうか、全く連絡が取れなくなってしまいました・・・。

今回の一連の121FUND騒動の首謀者である林(リン)会長は、
121証券(旧ミスター証券)の元代表取締役で、私も今年の
5月に深センで会ったことがありました。
どうしてかというと、私自身もある人物の勧めで、121FUNDの
口座を開設し、運用していたからです。

121FUNDがその本社を東京から香港へ移転し、トレーディング
ルームを深センに設けるというので、見学に出掛けたのです。
林会長は日本語を流暢に操り、121FUNDの運用の優位性を
私たちに熱心に語っていました。

けれども、本社を急遽香港へ移したことや、深センの事務所が
一等地にそびえる超高層ビルの一室とはいえ、その場しのぎで
借り上げたレンタルオフィスのような雰囲気だったことに
嫌な予感がして、帰国後すぐに全額出金の依頼を掛けました。
結局、着金までおよそ2ヶ月かかりましたが、おかげさまで、
難を逃れることができ、出資金はすべて戻ってきました。

極めて詐欺に近い(あるいは詐欺)121FUNDに短期間とはいえ
投資していた私が偉そうなことを言えた義理ではありませんが、
こういう事件が起こるたびに、「海外投資は危険である。」という
誤った認識が広まり、真面目にかつ正当に活動している私たちに
風当たりが強くなることは残念でなりません・・・。

最後に、これほどの騒ぎになっているので、もはや公開しても
差し支えないかと判断し、5月当時の深センのオフィスの様子と
林会長の姿をアップしておくことにします。

林会長.jpg
| 投資

ダイヤモンドの運び人 <2>

現在、インド国内には、アンガディアの会社が60社あって
2,000人以上のアンガディアが従事しているそうですが、
誰でもがアンガディアになれるという訳ではありません。

この仕事は信頼関係が最も重要なため、グジャラートの村で
生まれ育った男たちの中から、特に信用できて適性があると
見込まれた者だけを選抜し採用するといいます。
世襲されることもあり、子供のころから性格や人間性などを
見極められ、適性が見込まれれば身内が教育を施します。

高価なダイヤを服の下に隠し、何食わぬ顔で列車に乗り込む。
できるだけ目立たない格好で行動し、運搬中は誰とも話を
してはいけないんだそうです。
黙々と愚直に任務を遂行する・・・まるでスパイのようですね。

番組ではアンガディアが運搬を終え、ダイヤを引き渡す時の
実際の映像が紹介されていました。
アンガディアはダイヤと引き換えに1枚の紙切れを受け取り、
何事も無かったように去っていきます。
後で報酬を受け取る際の証明書のようなものなんでしょうか。

インドでは「アンガディア」という言葉は「信用できる人間」を
意味し、そして、彼らはインドのダイヤモンド業界において
長き年月にわたり、非常に重要な役割を担っています。
私も周りの誰からも信頼していただける「アンガディア」の
ような存在になれるように努力しなければと思いました。

『ダイヤモンドの運び人 アンガディア』

ダイヤモンドの運び人 <1>

それはBS1で放送されていた『発掘アジアドキュメンタリー
・ダイヤモンドの運び人 アンガディア』という番組でした。
何度も再放送されているらしく、ご覧になられた方も大勢
いらっしゃることでしょうが、ストーン好きの私にとって、
なかなか面白い内容だったのです。

現在、世界中でダイヤモンドをカット・研磨している国は
アメリカ、南アフリカ、ベルギー、インドの4カ国のみで、
なかでも、インドはダイヤモンドの加工量第1位を誇り、
産出されるダイヤの9割がインドを通過すると言われます。

その加工もインド西部のグジャラートという田舎町の工場
で大半が行われ、ムンバイから世界中に輸出されますが、
その間のダイヤの運搬を担っているのが、アンガディアと
呼ばれるダイヤモンドの運び屋なのです。

今でこそ、産出国の多くはロシアやアフリカ諸国ですが、
18世紀まではインドが世界唯一の産出国でした。
そのインドのダイヤモンド産業を長年支えてきたのが、
アンガディアなのです。

運搬方法は実にシンプルで、無造作に紙に包まれたダイヤ
の小袋を服の下に忍ばせ、かつてはラクダで、現在は列車
やバスなどの公共交通機関を使って、人目を避けながら、
秘密裏に行われます。

日本円で何百万、何千万のダイヤを監視もつけずに個人
に託すと、持ち逃げや紛失などの事故が多発しそうですが、
アンガディアのコミュニティの人間はこう言います。
「アンガディアが生まれて125年にもなるが、過去に
1度も持ち逃げや盗みなどの背任行為は起きていない。」

1世紀以上もの間、盗難がまったく無かったとは信じ難い
話ではありますが、なぜ一見このリスクが高いと思われる
運搬方法が現在まで脈々と受け継がれてきたのか・・・。
その秘密はアンガディアの選出方法にあったのです。(続く)

浜松は良い所

10月1日に浜松で宿泊したときのホテルがとても良かったです。
もちろん、お金を掛ければいくらでも良いところがありますが、
『お得な金曜プラン』を利用すると、1泊朝食付で4,000円。
この料金で、あの設備とサービスはなかなかお目にかかれません。

『HOTEL NANVAN 浜名湖』

オープンしてまだ1年足らずということで、館内は清潔感に溢れ、
内装やインテリアのセンスの良さが際立っていました。
ロビー横の食堂には、無料のコーヒーサーバーが置かれており、
その奥の棚には6,000冊を超える書籍(主にコミック類)が
並べられていて、まるで漫画喫茶のようでした。

今月はあと2回スズキ自動車の本社に来なければいけないので、
早速、『お得な金曜プラン』の予約を入れました。
今までいろんなビジネスホテルを利用しましたが、ここは素直に
お勧めできると思います。

その『HOTEL NANVAN 浜名湖』から歩いてすぐのところにある、
たまたま入った居酒屋が、これまた良かったです。

『田楽炉房 ちょんまげ家』

浜松市を中心に、静岡県下に9店舗を展開していて、“こだわり
おでんと手作り豆腐”が売りのようですが、その他のメニューも
味がしっかりついていて、きちっと調理されているようでした。
ボリュームとメニューの多さも及第点です。

特筆すべきはその値段で、たらふく飲んで食っても3,000円で
お釣りがきちゃうリーズナブルさ!!
昨今はデフレの嵐が吹き荒れ、格安居酒屋も珍しくありませんが、
大阪に出店しても、そこそこ話題になるのではないかと思います。

そんなこんなで、快適浜松ライフを過ごした私ですが、その夜、
ホテルでとても興味深いテレビ番組を目にしたのでした・・・。

スズキにホンダを!?

スズキ自動車の本社を訪れるため、車で浜松に行ってきました。
金曜の晩に出発し当日は土曜日で休日だったために、人気無く、
閑散としていました。

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高塚工場が併設されているだだっ広い構内に入ると、さすがに
停められている自動車はスズキ車一色で、ある意味壮観でした。

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正面入口の受付で、守衛さんから「スズキ以外の車は、通常
どこかコインパーキングにでも入れてもらうけど、今日は休み
だから、特別にお客様専用駐車場に停めさせてやるわ。」

う〜ん、なんとも上から目線的な態度にカチンときながらも、
道を渡った向かいの駐車場の片隅に車を停めました。
確かにホンダのステップワゴンで来た私が悪いのかも
しれませんが、休日やし1台くらいいいやんかって感じです。

なかには「管理職用駐車場」や「役員専用駐車場」と看板が
立てられた一画もあり、そこにもワゴンRやパレットなんかが
ズラリと並んでいましたが、おそらく自宅のガレージには、
メルセデスやレクサスが置かれているのでは!?

夕刻、仕事も片付いたので、大阪へ向かっていた道すがら、
後ろを走っていた車のおっちゃんがツカツカとやってきては、
「おたくの右の後輪、パンクしてるよ。」とひと言。
「あっちゃ〜っ、ツイてない・・・。っていうか、スズキに
ホンダを停めたからやぁ・・・。やられたかも・・・。(笑)」

おかげで、大阪に着いたのが予定より1時間遅れでした。
「軽No.1・スズキ自動車恐るべし・・・。」
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