被害妄想 <2>

この日も早朝からインターホンの連打に、「えっ、まさか・・・。」
ドアを開けると、Kさんが睨みをきかせて立っていました。
「前にも言ったからわかってると思うけど、いい加減にして。」
またしても血相を変えて、あらぬことで言いがかりをつけます。

Kさんの主張を要約すると、私がストーカーの変質者で(笑)、
407号室に向かって下から天井を棒のような物でドンドンと
突いているというのです。

しかもまるで階上の動きを察知しているかのように、Kさんや
Kさんの母親、姉が移動するのを追いかけてつついているのだ
と言い張って、聞く耳を持ちません。
ワンフロア空き部屋を挟んでいるのにもかかわらず・・・。

「あなたたちに対して何の恨みもないから、そんなことする
意味もないし、暇もないし。 まったくの言いがかりです。」
「いいえ、こっちはちゃ〜んとわかってるで。 証拠も有るし、
証人も居てるし。 はっきり認めたらどうやのん。」

もうどうにもこうにも、取り付く島がありません・・・。
その日もああだこうだと1時間ほど押し問答をした後(苦笑)
Kさんにはお引取りを願ったのですが、それからというもの、
昼夜関係なく、頻繁に怒鳴り込んでくるようになりました。
110番して、お巡りさんに来てもらったこともあります。

「完全な被害妄想やなぁ・・・。」
「管理会社に相談してみよか。」

翌日、管理会社の担当社員に事情を説明すると、このKさん、
しょっちゅうトラブルを起こしていて、手を焼いているとの事。
何年も前に307号室の住民とももめて、結局307号室も
転居を余儀なくされて、それ以来空き部屋のままだそうです。

そういうことで、今度の格好のターゲットは私たち207号室と
いうことなのでしょうか・・・。
近隣トラブルで殺傷事件などと、よくマスコミで報道されて
いますが、自分の身に降りかかってくると身も凍る思いです。
皆さんもどうぞお気を付けくださいねぇ・・・。 (おしまい)

被害妄想 <1>

前回お伝えした心臓疾患の息子の手術が、先日無事済みました。
執刀していただいた心臓外科のK先生、並びスタッフの皆さん、
ブログをお読みの皆さん、本当に有難うございました。
今回の手術は“BTシャント術”と呼ばれる姑息手術で、最終的に
目指す根治手術である“フォンタン術”までの第一歩を踏み出した
ところです。 そう、私たち3人の闘いは今始まったばかりです。

さて、話は変わって・・・。
私が現在の住居に越してきたのが、今から約2年と4ヶ月前。
妻との再婚を機に、ここ大阪府茨木市に新居を構えました。
民間の賃貸マンションなのですが、近々引越しを考えています。

というのも、近隣住民とのトラブルが絶えないからなのです。
どういうことかというと、そもそもの発端は引っ越してきてから
1年後の10月のとある日、早朝5時ごろに突然インターホンが
けたたましく鳴り響いたときのこと・・・。

びっくりして飛び起きた私が玄関を開けると、一人の見知らぬ
女性が腕組みして仁王立ちしています。
「今の音は何? ドンドンドンドン何時だと思ってるのですか。」
ぐっすり寝入っていて、まったく身に覚えの無い私たちは、
「何かの間違いではないですか? 二人とも眠っていたので。」
「とぼけても駄目。 すべてわかってんねんから。」
「???」

彼女は私たちの2階上に住んでいるKという人で、我が家が
207号室、307号は空き家で、Kさんが407号室という関係。
私たちが出す音がうるさくて眠れないということでした。
その後、私たちが自らの身の潔白をえんえんと説明すると、
「そう、おかしいわねぇ。 わかりました。」とその場は収まり、
Kさんは自宅へ戻っていきました。

「なんやあの人・・・。」
「ほんまびっくりしたなぁ。」
「勘違いもはなはだしいわ。」

その時はそれっきりだったのですが、1年後の同じく10月、
忘れた頃にまたあの人がやってきたのでした・・・。 (続く)
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